みんなで収穫感謝祭
十月二十七日午前十時、天一位 大原神社で収穫感謝祭がおこなわれました。収穫感謝祭とは、その名のとおり、農作物の実りに感謝し、稲穂(初穂)を刈って神に供える神事であり、さらに来年も食糧や穀物に困らないようにするという願いが込められています。
毎年、5月終わりに産屋の前の田圃でおこなわれるお田植祭で、早乙女さんと子どもたちによって、苗を一本一本、丁寧に植えて収穫したお米を、この日、本殿に供え、感謝する儀式がおこなわれました。
そのあと、以前に大原神社からいただいたもみじ苗を家で育ててくれた「もみじ」の植え替え式がおこなわれました。そして、近年では見られなくなった臼(うす)と杵(杵)による本格的な餅つきがおこなわれ、順番に子どもたちも笑顔いっぱいに餅つきを体験した。お昼には、ゆで卵つきのカレーライスとともに、きな粉としてみんなに配られました。「おいしいな」「お餅つきがたのしかった」と大好評でした。
昼からは、絵馬堂において正月飾りでおなじみの注連縄(しめなわ)づくり教室が開かれ、準備された藁を小さい手で一生懸命に縄を編んでいました。世話役の方が上手に仕上げると会場内から歓声と拍手がおこっていました。
この日は、京都府神社庁から大型観光バスで、お田植祭と同様に府内の子どもたちが大勢参加していただきました。お世話になったみなさん、ありがとうございました。