五穀豊穣を願って御田植祭

5月25日午前10時半、小雨の降るなか御田植祭が営まれた。林宮司の祈祷の後、氏子役員関係者によって用意された産屋前の神饌田(しんせんでん)で、すげかさを被った早乙女さんたちが一列に並び、五穀豊穣を願って苗を丁寧に手植した。その後、子どもたちも素足で苗植えを体験。早乙女さんや地元関係者に教えてもらいながら、慣れない手つきで楽しく植えた。いつの間にか雨も止み、子どもたちの元気な声が水田に広がっていた。後日、氏子関係者の世話によって育てられたお米は「秋の収穫祭」をはじめ、京都府神社庁の代表として伊勢神宮に奉納される。